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「なら取り敢えず暴れたい人、僕の所に集まって」
蓮華の言葉に、やっぱり暴れたかったんですね、と剣。
直ぐにラフィとアランが蓮華の所に行くが、他は苦笑い。
すると剣は、暴れたい訳では有りませんが蓮華が居るなら、と蓮華の方に行く。
「えー、他の皆は、暴れたくないのー?」
それ以外が動かないのを見て言うラフィに、ライルが答える。
「積極的に暴れたいとは思わないけど。でも戦力的に俺はそっちに入るよ。あ、聖雅と正臣は一応カノンと一緒に居てくれ」
その言葉に、あー、と正臣。
「テンプレだと、勇者を狙った、魔族か魔族に操られた魔物の襲撃がありそうだよな」
「まぁな。自分で自分を守れなくては困るが、何か有った時にはやっぱりカノンの側が安全だからな」
そう言うライルに、僕は真面目な顔を向ける。
「ま、街を襲って戦力をバラけさせたんだから、確実に何か仕掛けてくるだろ。この分け方だと人数は半々だけど、パワーバランスが此方に傾いてるからな、襲われても何とかなるだろ。ただし、ライル達の方が狙われる可能性も高いから、気を付けて」
それにはライルも頷いて、わかった、と返してきた。
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