充実した1日

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奴ら女子バドミントン部はいわば1つの国、俺達のような少数な国は宣戦布告さえも出来ない。 だから俺達は仕方なく一種の条約と考え、四分の1のコートでやっている、何も女子が怖い訳ではない……わけでもない。 「あれ?また悠斗来てないの?」 「ん?あぁ、相変わらずサボってるよ、また彼女とデートちゃう?」 悠斗の本名は青木 悠斗、茶髪でサボリ癖のあるイケメンである、彼は非常に異性や同性に愛されるのでデートは日常茶飯事、他の部員からは嫉妬という圧力をかけられている。 「いいよな~悠斗は女子の話題はいっつも悠斗やし」 悠斗は口をアヒルのように尖らせ、だるそうに水を口に含む。 アヒル口をする悠斗を見るとちょっと馬鹿っぽく思えてクスっと笑みがこぼれる。
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