ヴァーチャルオーバー

リアル不足

『ヴァーチャルオーバー』とは、SNSで有名なDNA社が若者のコミュニケーション不足に目を付けて開発したアプリである。
元々は、携帯のGPS機能を利用しそばにいる同じアプリを使っている人とコミュニケーションがとれるというものである。
かなりの精度で、そのアプリ使用者を特定出来るため相手の容姿などを確認した上でのチャット等が可能。
しかも、あくまでヴァーチャルでの接触のため危険度が低いのだ。
（リスク回避のために、誰がアプローチしてきたかはDNA社のサーバーにログが保持されるようになっている）
だが、それだけでは商品価値がないので「PLAYER　ｖｓ　PLAYER」形式がメインのゲームの機能の一つとなっている。
そう、相手を確認してバトルをしましょう！という設定なのだ。
これはゲームとして楽しむと使い道のほかにも、相手が異性なら声をかけて仲良くなる等の使い方も出来るため、
若者の間で爆発的な支持をうけることになった。