ストーリー

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1.桜花抄(おうかしょう)   愛知県の中学生、冬月時雨と高橋四葉ははお互いに対する「他人にはわからない特別な想い」を抱えていた。 中学校卒業と同時に四葉は岐阜県の高山市に転校してしまい、二人はあえなくなってしまう。 時雨が中二になって半年が経過した夏のある日、高山の四葉から手紙が届く。そして、二人は文通をする。 しかし、その秋に、次は時雨が熊本の天草に転校することが決まった。 熊本と岐阜では絶望的に遠い。「もう二度と会えなくなるかもしれない・・・」そう思った時雨は、 四葉に会いに行くことを決意する。しかしその約束の日、東海では大雪となった。当初の予定は列車の遅延で大幅に狂い、時間だけがただ残酷に流れていく・・・。 時雨と四葉の、再会と別れの1日を時間経過とともに描く物語 2.コスモナウト   天草の高校1年生・篠田香里は中学2年の春に東京から転校してきたクラスメイトの時雨に恋をしていたが、告白できずにいた。しかも、卒業を控えながら自身の進路についても決められず、趣味のサーフィンでも波の上に立つことが出来ないというスランプに陥っていた。そんな折、時雨が卒業後に東京の大学へ行くと知った香里は、再び「波の上に立つことができた」そのとき、自身の想いを時雨に告げようと決心する。
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