後編

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昼過ぎの大久保駅は、忙しそうに過ぎ行く人の群れで溢れていた。 人波にはぐれないように手を繋いで、池袋に帰った。 部屋について、風呂にお湯をいれながら、 『どお?朝湯でも一緒に入らないか?』 俺は今後の話がしたくて、みきを風呂に誘った。 『えー、朝からいっしょに入るのぉ?』 どうも、勘違いされているようだ。 『嫌なら無理には言わないけど・・』 その言葉にみきは素早く反応して、 『じゃあ、一緒に入ってあげるね』 ちなみに俺は風呂は一緒に入る派だ、むろんこれにいやらしい意味はない、たぶん。
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