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『どうも、八神と申します、私のような弱輩者の為にこのような席を設けていただき、誠に恐縮の極みです』 と、相手の席の横に移動して右手を差し出す。 オーナーも手を差し出してくれて握手に持ち込む事に成功。 そのまま、腰を降ろして片膝をついてオーナーの手の甲に軽いキス。 してやったり♪ 上条さんは平静を保ちながらも、 『やっぱりコイツやりやがったか』 と言わんがばかりだった。 オーナーはそれでも動じる事はなく、軽い笑みをたたえて、 『話で聞いていた以上に面白い方ですね』 なかなかのタヌキぶりも俺好みだ♪
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