殺意と恋情の狭間★
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デプスチャージは偵察を兼ねて静かな波間をプカプカと漂う様に泳いでいた。 この星に不時着してずいぶんと時を経た様な気がする。 かつての仲間と再会し一時は心に安らぎを得たものの、あの真っ赤な髪の男を見た途端、その心は一瞬で憎しみに侵されてしまった。 自分の部隊を全滅させ、仲間を皆殺しにした憎き敵(かたき)。 デプスチャージの中では、消えようのない復讐の炎が常にくすぶっているのだ。
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