君の隣

25/34
2668人が本棚に入れています
本棚に追加
/392ページ
 私も会いたい。  でも、その気持ちはすぐに声にはならなくて。 「……だめ?」  海翔が不安そうに言った。 「だめ……じゃないっ。私も会いたい!」  大きな声を出してしまい、もう遅いけど手で口を塞ぐ。  みずき、起きなかったかな……。  ドアをゆっくりと少しだけ開けてみる。  すると、何やら寝言らしきものが聞こえた。  たぶんセーフ。  またゆっくりとドアを閉める。
/392ページ

最初のコメントを投稿しよう!