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「レイ」
レイと呼ばれた青年が、ゆっくりと振り返る。
青年の右目には、眼帯が施されていた。
まだ16の青年、レイは今日、軍・教育学校に入学を強制させられて来た。
上手くうまく、この年齢まで姿を隠してきた筈だったが、運悪く見回り組に見付かってしまったのだ。
入りたくもない学校に入学してしまった俺の心情は最低最悪。
青空とは反してどんよりと曇りだ…。
「此方です」
そう、促された場所は学校の入り口。
正直入りたくも無いが、しょうがない。てか周り刑務所か!頑丈に塀が高く聳え立っていて、上には何万ボルトほどが流れているらしい。(教えてもらった)
これじゃあ逃げる気も出ないわ。死ぬ。
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