坂下くんの美しい瞳

4/19
前へ
/19ページ
次へ
 変態だ!  私は急いで、石段を降りて逃げようとした。  が、彼は素早かった。背を向けた私の手をさっと掴んだ。 「待って。1日、いや半日で良いですから。痛くもかゆくもありませんから。温かな水に深く潜って眠ってる、そんな感覚のするだけですから」  に、逃げなきゃ! ば、バッグ、これぶつけてその隙に……!
/19ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加