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由夢・純一「オボロガミ?」
隼人「あ~オボロガミって言うのは奉られてた神のことだ…というか……俺が言ってるカミと云うのは何処にでも居てだな」
由夢「どういうことです?」
隼人「……八百万の神は知っているか?」
由夢「…?」
純一「確か…例えばの話しになるが、庭には庭の神様が居て、他の神様が入ってこれないように守っているんじゃなかったか?」
隼人「その通り。世の中のすべてのものにカミは宿ってるんだ」
隼人「だからオボロガミと云ったカミもいる」
由夢「はぁ…」
純一「音姫が連れていかれそうになったと言っていたが…」
隼人「はい。どうやら音姫にはカミが見えるらしくその事が原因で」
音姫「………」
由夢「その…オボロガミに会うとどうなるんですか…?」
隼人「常世に連れていかれる」
由夢「………」
由夢は隼人の言葉を理解できていないだろが、とても危険だとは判断していた。
音姫「ねえ…隼人くん」
隼人「わかってる。どうして見えるようになったかだな。それはおそらく俺が関わっているだろう」
由夢「隼人さんが?」
隼人「あぁ。よく霊力がある人間のそばにいると霊が見えると聞かないか?」
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