理由

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音姫「え…!あ、あの!!」 隼人「暴れるな。落ちるぞ」 音姫「で、でも!」 隼人「面倒なことは嫌いなんだ」 音姫「うぅ~」 音姫の今の体制は隼人にお姫様だっこされていた。 そして隼人は気にもせず音姫の部屋に向かった。 由夢「………」 純一「はは…大した力じゃ」 由夢「いいの?」 純一「ま、鬼崎くんなら大丈夫じゃろ」 由夢「は~い」 それから由夢は芳乃家に向かい事情を説明したのだった… 音姫「………」 隼人「………」 カチ…カチ… 部屋に響くのは時計の音だけ。 音姫「(き、気まずいよ…)」 さっきの出来事があり私は気まずかった。 音姫「(男の子に抱っこされたの初めてだったな…)」 隼人「大丈夫か」 音姫「へ…う、うん」 身体に怠さはあるけど、休めば治るぐらいだ。 隼人「音姫」 音姫「な、なに?」 隼人「お前のことは…俺が護る」 音姫「隼人くん…」 隼人「だから、今日は休め」 音姫「うん、ありがとう」 音姫はそっと微笑む。 隼人「何かあったら呼べ」 音姫「隼人くん」 隼人「なんだ」 音姫「今日はありがとう」 隼人「……礼を言われることじゃない」 音姫「でも…ありがとう」
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