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由夢「へ…う、うん。構わないけど」
音姫「え、えへへ…一人だと溺れちゃいそうな気がして」
由夢「くす…もう、お姉ちゃんったら」
音姫「えへへ」
それから私は由夢ちゃんとお風呂に入って、その日はすぐに眠りに就いたのだった…
隼人「はぁ…疲れたな」
隼人は部屋で一人ごちる。
隼人「術式は嫌いだ」
正直、いくら簡略化されていても術式は得意じゃない。
隼人「それにしてもこんなに早く…」
今日の出来事は予想範囲を越えていた。
隼人「姫としての…葛木の役目を担うのは音姫か」
俺は確信を得る。
隼人「由夢は大丈夫だろう」
隼人「『あの人』が言ってた通りだな」
隼人「気持ちの問題だと」
隼人「………」
隼人「必ず護ります…由姫様」
隼人「それに…」
隼人「―――――」
隼人は何かをそっと呟き瞳を閉じたのだった…
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