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さくら「………」 ボクは芳乃家の自室で考え事をしていた。 さくら「(夕方のアレは何だったんだろう…)」 そう。今日の夕方に風見学園である異変が起きた。 さくら「(異質と云うか…普通の人では関わらないような…)」 さくら「(場所は音姫ちゃんのクラス)」 さくら「(音姫ちゃんに何かが…?)」 夕飯時に由夢ちゃんが来て、音姫ちゃんが体調不良だから夕飯を作ってほしいと言ってきた。 さくら「(『枯れない桜』じゃないよね…?)」 一つの可能性が浮かび上がる。 さくら「(でも…帰りに見に行ったけど、異常はなかったからな)」 さくら「それとも『彼』が?」 もう一つの可能性である人物。 さくら「鬼崎隼人くん」 つい先日、朝倉家に居候することになった子。音姫ちゃんと由夢ちゃんのお母さんである由姫ちゃんの遠縁の子と資料には書かれてるけど、恐らく違うだろう。 さくら「場所が場所だもんね」 そう…彼は由姫ちゃんの故郷…葛木の里から来た子だ。 さくら「調べてみないとね」 そして、さくらは隼人の転入手続きの資料と以前居た葛木の里を調べ始めたのだった…
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