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音姫がカミを見えるようになった翌日。
義之「音姉?体調はもう平気なの?」
音姫「うん、大丈夫だよ」
義之「そっか、ならよかった」
由夢「でも、無理はしないでね?」
音姫「わかってるよぉ」
隼人「………」
音姫たちが話ながら歩いてるのを隼人は少し下がりながら聞いていた。
音姫「隼人くんも…疲れてる…?」
音姫は心配そうに聞く。
隼人「いや、問題ない。放課後だが…」
音姫「うん、わかってるよ」
隼人「なら、いい」
義之「音姉と約束してるんですか?」
隼人「登下校をするだけだ」
義之「そうですか…」
由夢「あの…私は……」
隼人「そうだな…正門にでも…」
由夢「あ、いや…今日も約束がありまして……」
隼人「……いくら姫様とは云え拘束するのもアレか…由夢には見えてないし、守護石も渡したから大丈夫だろう」
隼人は小さく呟いた。
隼人「ただし、何かあったら呼べ」
由夢「はい」
それから隼人たちは桜並木を歩いていった…
キ~コンカ~ンコ~ン…
隼人「昼か…」
音姫「はい、お弁当」
隼人「毎回、毎回作らなくてもいいぞ」
チャイムが鳴ると同時に音姫は弁当を差し出してきた。
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