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目が覚めると、そこは健(けん)がイメージしていたファンタジーの世界だった。
目が覚めた健(けん)は、森の中で弱々しいゼリー状の魔物に囲まれていた。少し殴ったりするだけでゼリーは砕けて光となって消滅する。しかし、数が多かったので逃げるようになる。
健(けん)は、この辺りで自分が書いた小説に似ていると感じる。
そして、ゼリーから逃げながらある人物に出会う。
「母……さん…?」
それは森で木の実を取っているエルフのホープ(17才)。外見も中身も健(けん)の母である希(のぞみ)と同じだった。
ホープは、手をかざすと風がゼリーに向かって行き、吹っ飛んだゼリー達は逃げて行く。
そこからホープの家までの道程で、寝巻き姿の望(のぞみ)が草むらから飛び出して来る。
健(けん)の小説の話なら、望(のぞみ)が出てくるのはおかしい。そう思う健(けん)。
家について、家庭的に振る舞うホープを見て、健(けん)も望(のぞみ)も言葉を失う。記憶の中の希と全く同じだと。
そこから、健(けん)はホープと結婚したいと言い出す。
望(のぞみ)は、仕方無いな、手伝ってあげるよ。といった感じで健(けん)の恋を手伝う。
――ここから、望(のぞみ)の葛藤や再び母に会えた健(けん)の喜び、ホープの女性的魅力を描写しながら進めたいが、ページの都合上エキシビションで魔物とのバトルシーンや森の散策を入れただけでも可。ちなみに、健(けん)は主人公らしく魔法が使えたりもする。
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