恋心

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チュンチュンという小鳥の囀りがやさしく聴覚を撫でながら、眩しいくらいの光が視界に飛び込んできた。 あたしは、この爽やかすぎる目覚め方が凄く好きだ。 そして、もうひとつ。 目の前には愛しすぎる寝顔。 人差し指で頬をツンツンすると、 「ん」 と言って、首を少し左右に振る。 この仕草がまたたまらなく愛しい。 そんな姿に笑みをこぼしながら、今度はその唇にちゅっとキスをした。 だけど全く起きる気配はない。 「ふふ」 そんな彼の姿に、あたしの頬は緩みっぱなし。 だけどこうやってキスをするのは、彼が寝ているときだけ。
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