影踏み鬼

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放課後… 「もう少しだね、桜」 「うん…」 楽しいと思っていた影踏み鬼は、今では恐怖の影踏み鬼。 「怖く、ないから…」 桜は自分にそう言い聞かせた。そのときーーーー 「「きゃぁぁぁぁ」」 体育館裏から女の子の悲鳴が木霊した。 「なんだ?行ってみよう!」 桜たちが体育館裏についた頃には、生徒が何人かいた。皆、一点を集中的に見ている。 「ちょ、どうしたっ…」 目の前に広がるは、地獄。 数人の血だらけの生徒。その中心には男の子をくわえた…黒九尾。 「お前っ!優香を殺したやつか?」 蘭が叫ぶ。黒九尾は男の子を地面に下ろすと影の様に姿を消した。
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