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私は彼に、信じられない位に溺れてしまっていた。
生まれて初めて、かもしれなかった。
溺れてしまう程に人を愛してしまうなんて……
彼を誰にも渡したくなくなった。
†††
そんな私と彼は、付き合い始めて、すぐに噂になった。
最初に帰国した時に入籍しに、日本大使館にいた、とか。
私はある意味ビックリだった。
けれど自重しても、今更手遅れだった。
過ごせる時間は出来るだけ、一緒に過ごした。
ある意味、彼に依存していたのかもしれない。
今にして思えば。
†††
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