†幾つかの恋の果て†

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私は当時、五つ年下の恋人・ゆーくんの裏切りを知ったばかりだった。 遠距離恋愛のゆーくんには向こうに本命の彼女がいた。 私の友達・ナチコ… ゆーくんの友人・なるちゃんの彼女であるナチコが、証拠写真を見つけ、泣きながら電話してきたのだ。 私の心はボロボロだった。 年下の彼氏、ゆーくんに振り回され、何度も泣いた一年間。 そんな時に彼に知り合った。 ††† 偶然、友人になった女の子はフィリピン人の彼氏がいた。 私は外国人は苦手なので、適当に受け答えていた。 そうしたら、彼女が店に連れていく事になってしまったのだ。 友人になったばかり。 私は断れなかった。 ††† それは一枚の写真だった。 二人の兄弟が写っていた。 美形…ではあった。 「どっちがいい?」 二択…(溜息) 私はお兄さんを指差した。 その後の事なんて解らずに。 そうして彼の店で、彼に知り合ったのだ。 以外にも写真よりタイプだった。 †††
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