43人が本棚に入れています
本棚に追加
ナチコの彼氏・ナルちゃんは、私の親友でもあった。
こっちにナチコと住んでいた時は、ゆーくんと二人でよく遊びに来たものだ。
私達四人は銀天街や二丁目、三丁目で仲良く、よく遊んだものだ。
ゆーくんは出稼ぎで遠くの県に住んでいたが、ナルちゃんは隣の県だったので、よく遊びに来ていた。
†††
私とナチコが同居してた頃のある日、ナルちゃんから別れの電話があった。
元カノとよりを戻したいと言い出したのだ。
私は激怒した。
ナチコはただただ泣くばかりだった。
「ナルちゃんと元通りになりたい…」
†††
私は秘策をナチコに授けた。
そしてナチコは荒れ狂う感情を押し殺し、ナルちゃんと電話で接していた。
そうしたら、
「やっぱりナチコとやり直したい。」
ナルちゃんから電話があった。
ナチコはナルちゃんと同棲する為、出て行った。
今は実家だけれど、何れは二人で同棲するのだと、夢を語っていた。
当時、ナルちゃんは飲み屋の兄ちゃん。
ナチコはホステスだった。
†††
最初のコメントを投稿しよう!