プロローグ∞ドリームハイスクール入学案内

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「こんにちはー」 ガラッとドアを開けると2年と1年がもう話を始めていた。 当然ではあるんだけど、僕以外には3年はいない。 大抵の部活では3年はとっくに引退してる頃だからね だけど、ここは同好会だから引退はないらしい。 それで僕は、入ったばかりだったし、残ることに決めたんだけど、他の子は全員やめてしまった。 「てっぺー先輩、良い所で来たっすね!今から始めるとこですよ」 「ホントに?ちょっと待って、荷物置く」 「急げ~先輩」 後輩達に急かされて、慌てて上着と鞄を床に置く  「ごめんね、待たせちゃって。……で今日は何の話?」 「ふっふ~、最近ネットの方で話題になってる都市伝説なんですけどね、『どんな夢でも叶う学校』があるって話、聞いたことあります?」 最近、テレビや雑誌とか読んで詳しくなったつもりだったけど、この話は初耳だ。 「知らない。どんな話?」 興奮する声を抑え、落ち着いて尋ねる。 都市伝説って、この初めて聞くときのドキドキ感がとってもいい。 「ホラーって感じではないんですけどね、その学校を卒業すると、どんな夢でも叶うらしいんです。例えば、『俺がアメリカ大統領になる』って感じの絶対無理な夢でも叶うって!……でもその学校は選ばれた人しかいけないらしいです」
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