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そんなえっちゃんを他所に、質問は全員が登校するまで続けられた。
最後に登校してきたのは遅刻魔の正吾。
正吾は皆から質問を浴びて、静かに怯えながら口を開いた。
「その話…もうせん方がええっちゃよ。
うちの母さんが………呪われる言うたんじゃ」
正吾の一言に皆が固まるのが分かった。
「それ…ほんまぁなんか?」
「分からん。
でもうちの母さんは、今まで嘘言うたことぉない」
本当か嘘かなんて分からないけど、正吾が嘘を付いてない事は伝わる。
それに、昨日ばっちゃんに訪ねた時の様子…
それを思い出すと、あながち嘘だとも言い切れなかった。
むしろ…信じたくなる。
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