光の世界

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自分自身、ちゃんとわかっている。 でも、あの人の存在がないと・・・ 生きている感じがしない。 「バカだな・・・あたし・・・」 雪花に聞こえないように呟く。 あの日も、今日みたいに雲ひとつない空だった。 真っ青で綺麗な空色。 なのにあたしは、その空が嫌いになった。 青と感じなくなったんだ・・。 いまでも、あたしの視界の色は ″赤く゛染まったままだ。
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