73人が本棚に入れています
本棚に追加
{……ねぇ、元気…}
「…ん?」
{……全部解決してまた再会したら……あたしに何して欲しい?なんでもいいよ…えっちな事でもなんでも……}
「……本当に?」
{……うん}
「………じゃ……澪に膝枕してもらいたいかな…」
{……意気地無し}
「……なんでそうなるんだよ」
{………だって……}
「………本当はさ、澪会った時に自分の気持ち押さえれるか不安なんだ。……それにさ、いくらなんでも…えっちな事したいって言う勇気ないって……」
{………じゃ……しょうよ……えっちな事……///}
「………本当に……いいの?」
{………うん///………初めては……元気と……}
「………みお……」
{……だから…死んじゃダメだからね…}
「…………うっ…ゴホッ……」
{…どうしたの?大丈夫?}
「……うん、大丈夫。……じゃそろそろ切るな……楽しみにしてるから……えっちな事」
{………うん///……おやすみ……}
「…おやすみ…」
ピッ
「………楽しみにしてるから…か。……本当に出来たら良いんだけどな…」
元気が座ってるベンチの下の地面に吐血の跡があり、口と左手にも赤い血痕が付いていた。
―――――――――――――
「………あたし……何言ってるんだろ……えっちな事なんて…… ////」
枕に顔を埋める澪
「………あたし………元気とえっちがしたいのかな……アルファなんかとするくらいなら、元気としたいけど…///………何考えてるのよあたしは…///////」
「…………好きなんだもん、仕方ないじゃん………」
大の字になり天井を見上げる
「…………会いたいよ………」
澪の瞳から涙が流れる
「………もう…あんな思いするのは絶対にやだよ……目の前で居なくなるなんて……やだよ……絶対……」
月の光に照らされた澪の顔は涙でぐしゃぐしゃだった。
最初のコメントを投稿しよう!