勇気を持って剣を振るえ

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テントから出たおれは、火にかけられてる鍋の前に座り、器を手に取りお玉で具材とスープを入れ食事を始めた。 ずずっ 「……美味。温まるなぁ…」 普通に美味くて何度かおかわりし残り全部完食してしまった。 食べ終わり、器や鍋を洗い終えすることもなく、ただ星を眺めている 「………………」 ブー ブー  なってるD2の画面を確認すると澪からの着信だった 「…………………」 澪からの着信は嬉しいはずなのに……電話に出ることが出来なかった しばらくして着信が切れると澪からのメールが来た、内容を確認すると“もう寝ちゃった?”って来たけど…返信しなかった。 その後も、何通か届いたけど…返信はしなかった。 最初の頃は“無視すんな~”とか内容だったけど次第におれを心配してくれる内容だったり、声が聞きたいだったり、会いたいって内容だった。 「………本当、最低だなおれ…」 また澪を泣かしたんだろうなおれは。 正直言えばすぐに電話に出て澪の声聞きたいし、今すぐにでも会いに行きたい。 けど……おれに残された時間はあんまりないし、このまま澪に接し続けたらまた澪を悲しませるだけなんだ。 だから、このままこんな態度を続ければ嫌われるんじゃないかと思った。そうすれば澪だっておれが死んでもそんなに気にしないかなって……。 だったらいっそ嫌われて振られて、本当に澪にふさわしい人と一緒になる方が良いんじゃないかって…。 「……どうしたら良いかわかんねぇよ…」 その後は自分でも酷かったと思う。 襲って来た魔物に八つ当たりするようにボコボコにしたり、蹴り飛ばしたりと…荒れた。 その後また戻って火が消えないように薪を入れたりしてると、テントから寝てたアクセルが飛んで来て、おれの頭にくっついて来た
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