プロローグ

2/7
前へ
/27ページ
次へ
今日は月曜日… そう、学生にとっては地獄の5日間の始まり。 季節は冬開けの春なので風が冷たく、身も心も引き裂かれます…。 「か、帰りたいよ…」 吹きつける風が、さらに僕の思いを促進させた。 しかし、いざ校門を抜けると、人間覚悟ができてしまうみたいです。 覚悟を決めたのには他にも理由があった。 僕が自分の靴を靴箱にしまおうとすると、 案の定、中には大量のゴミが入っていた。 また…か。 僕が一人でそのゴミを片付けていても、周りの生徒は見て見ぬ振りをして立ち去って行く。 しかしこれは、仕様がないことだと思う。 なんせ、『僕』に関わると虐められるから。 周りの判断は正しいよ。
/27ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加