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みゆは面接後も寿司を食べながらまったりしていた。
そして、初めてのバイトに胸踊らせていたのだった。
どんな人がいるんだろ…
寿司タダで食べれるかな…
その時、寿司を握る雄二サンが、マイクで裏に伝えた。
「まぐろ、軍艦補給~!」
「うぃ~!」
裏から、威勢のいい返事が帰って来たと思ったら、すごいスピードで裏と通じる低い通路から一人の男が入ってきた。
カスだ!!
カスは、雄二サンにまぐろを渡すと、隣の場所で軍艦を流し始めた。
一卓に座っていた、みゆの真ん前だった…
「カルシウムたっぷり流れま~す!」
白魚軍艦を流すカス。
み(か、かっこいーぢゃん!)
これからのバイト生活を夢見すぎたのか、みゆのカスへの最初の頃の印象はこうだった。
こうして、みゆがゴキ寿司に入り、ますます俺達は仲良くなっていった…
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