第一部~滅亡へのカウントダウン~

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ガイアが滅びの道を歩み始めたあの日、ゼータ達は、聖母龍の機転により、難を逃れはしたが、それは一時的なものでしかなかった。 ガイアの傷は深く、ゼータ達が避難した異世界にも影響を及ぼし、世界は変わり果てた姿となっていた。 「こんなところにまで影響があるなんて、ガイアに一体何が起きたというんだ」とゼータは、大地が切り裂かれ、海に沈んでしまった外の様子を見て話した。 「この現象は、恐らく何者かがガイアの核を傷つけたのでしょう」と聖母龍も外の様子を見ながら話した。 「一体誰がそんな真似を………まさか!竜王が!」とゼータは拳を握りしめ、体を震わせるように話した。 それは、自分の未熟さ故に星を救えなかった悔しさがゼータの中で溢れ返っていた。 「ゼータ 私も悔しいです しかし、星を救えなかったのは事実であり、受け止めなければなりません」と言った聖母龍の表情はどこか寂しそうであった。
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