第一部~滅亡へのカウントダウン~

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「真実を知るのが、少し怖い気もするが、全てを受け入れて前に進むためには必要なことだ 行こう皆!」というゼータの掛け声で、一同は元いた世界へと戻って行く。 その頃、何とか難を逃れた竜王とスペリオルドラゴンの二人は、自分達の居城の散々な様子を見て、愕然としていた 「星の滅亡が、この世界まで影響を及ぼしているとはな オメガの奴め!とんだ置き土産を残して逝きおったわ」と竜王は怒りに体を震わせていた。 「竜王様 ここは、ゼータの始末よりも、我が軍を今一度立て直し、屈強な軍団を作るべきです」とスペリオルドラゴンは冷静に話した。 「確かに、今我が軍は当初の戦力に半分も満たない状態だ 立て直す伝(つて)はあるのか?」と竜王はスペリオルドラゴンに尋ねた。 「お任せください 星の滅亡は、我々にデメリットだけではなく大きなメリットを与えてくれました」とスペリオルドラゴンは答えた。
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