第一部~滅亡へのカウントダウン~

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「聖母龍殿、かたじけない そう言ってもらえると気持ちが楽になった」と王は申し訳なさそうに話した。 「ところで、王様、私達はこの世界の情勢を知りたいのですが、何かご存じですか? 何でも良いので、教えてください」と聖母龍が王に向かって話した。 「ふむ 残念ながら、今この世界で、何が起きて、どのような状態になっているか、よくわかっておらんのだ しかし、星王様なら、世界の全てを見通すことが出来る 星王様なら何かわかるかもしれん」と王は聖母龍達に話した。 「星王様は、無事だったんですか!」とゼータは身を乗り出すような勢いで聞いた。 「星王様は無事みたいだ しかし、自分の家に塞ぎ込むように、ここ数日は家から一歩も出た様子がないらしい 我々も賢人に何かあっては一大事と思い、何度か様子を見に行ったのだが、全く音沙汰がないのだよ」と王は話した。
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