葛藤

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息子は学校を休みがちになり、ついには完全に家から出ることもなくなった。 次第に顔を合わせることも拒否し、部屋から出ることも減っていく。 半年も過ぎると会話すらままならず、姿を見ることすら難しくなった。 放っておけば食事すらとらず、生ける死人のような生活に陥っていく息子に、私は何もすることができなかった。 しかし、私が何もしなければ息子は生きていけない。 どうにか息子を助けなきゃいけない。 私は毎日息子に話しかけた。 開かないドアの前で話しかけ続けた。 息子は一向に答えなかった。 会話ができないのでは、こうなった理由を聞きようもない。 私はどうすればよかったのだろうか。
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