教卓の少年

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葉月「今日からみんなのクラスメイトだ、仲良くやれよ~~~」 男勝りな葉月先生は 相変わらずだな… 暗めでもの静かな生徒たちとは対照的に 大きな声と明るくサッパリとした男前な感じが特徴。 俺にとってはできる良い先生だ 葉月「じゃ、おまいら二人の席は稲瀬の両サイドな!」 腰に手をあてそれぞれの机に指を差し にっこり笑う ガタッガタッ 木槌「よろしくね、稲瀬くん」 芦立「よろしく」 稲瀬「こちらこそよろしく」 うわ… 両手に華だ… 葉月「よかったなあ!稲瀬! 両手に華じゃないか!」 感づいたかのように先生は明るく俺をいじってくる 稲瀬「ちょ、いきなり何ですか先生!やめてくださいよ…まいったな…」 先生と木槌にいじり笑われながらもその場をなんとかやり過ごす。 芦立は無表情でこちらをじっと見てくるというより睨まれているのだろうか? 稲瀬「芦立さん? 俺に何かついてる?」 不思議に思った俺は話しかけてみると芦立さんはほっぺたを膨らませてそっぽ向いてしまった。 意外と可愛いとこもあるんだな。。。 そう自分勝手に俺は照れるもここはクラス全員笑って俺をいじるとこだと思うが 周りはいじり笑い1つもなく 黒板に視線を向けたままのなんとも異様で静かな冷たいクラス なんだか調子のくるうような気分。
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