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(くそっ！後は何処を捜してない！？２階は全部捜したし･･･１階か？ﾊｯ！まさか外に出たのか？)
階段で１階に降りようとした時、女の子二人組の姿が目に入った。
｢あっ！君達！あんまり見かけない女の子見なかった！？｣
｢見かけない女の子～･･･あっ！そーいえばさっき泣きながら走って上の階に行くの見たよ？ねぇ？｣
｢うん、見た見た～｣
(･･･上の階、あっ！屋上かっ！？)
｢ありがとっ！助かったよ｣
俺は階段を一気に駆け上がり、屋上を目指した。
(ﾊｧﾊｧﾊｧﾊｧ。頼むからいてくれよ！)
階段を昇りきって屋上にたどり着き、俺は祈りながら扉のノブをひねった。
(ガチャ)
｢･･･いた｣
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