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「は?」
高井戸は、キョトンとした顔で、あたしを見 た。
「だから、別れる……ってメールしたの」
その言葉に、高井戸は頭をかかえ、ため息混じ りに言葉を出した。
「マジかよ……」
「うん。もう……嫌なの」
高井戸には、何度か相談をした事があった。
その度に「別れちまえっ!」っと何度か言われ た。
なのに、今はなんか焦った顔をしている。
「だ、ダメだったかな?」
「ま、まぁ……アイツの自業自得だし。いんじゃ ね?ただ、最近機嫌悪いのはそのせいか」
「なんで機嫌悪いんだろ?毎時間来るのもおかし くない?」
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