side:郁斗

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結局、休み時間に優衣は見つからなかった。 イライラして、授業を受ける気にならなかった 俺は、適当に欲求不満そうな女を捕まえて、屋 上に行った。 屋上は、普段空いていない。 だが、俺は鍵をもっている。 扉を開けると、ムワっとした暑さ。 女は、急かさんばかりに俺の身体を求めてき た。 「郁斗……早く……あたし、もう」 潤んだ目に、綺麗な女。 本来、俺のタイプはこんな奴。 なのに。
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