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やっぱり、ほっておけばよかった。
なんで、探しちゃったんだろ。 そしたら、こんな形で合う事なんてなかったの に。
「探しものはコレだろ?」
目の前にぶら下げられた、あたしの未練。
あたしは、否定を口にするしか出来なかった。 すると郁斗は、あたしを見下ろしながら酷い言 葉を放った。
「違わねーな。コレは、俺がお前にやった首輪だ よ」
「く、びわ……」
心が、悲鳴をあげた。
あたしが喜んでつけていたのは、郁斗の所有の 証だったの?
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