side:玲士

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** ** 数時間前、授業が終わり部活に行こうとしたら、優衣に止められた。 「玲士っ!」 正直、驚いた。今日、怒らせたばっかりやったし。まさか、優衣の方から絡んでくるとは思わんかった。 「なんや?郁斗と寄り戻すきになったか?」 「違う。お願いが、あるの」 優衣が、下を向きながら呟く。 「玲士は、好きじゃ、なくても……出来る?」 「何がや?」 「何って……」 「キスか?」
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