side:玲士

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俺の言葉に面喰らったのか、優衣は俺を引っ張り人通りの少ない裏庭までやってきた。 「玲士、あんたはぁ……」 「なんや、違うん?」 「いや、まぁ……そうなんだけど」 優衣は、恥ずかしいのか顔をほんのり赤くしながら答える。 可愛い反応するなぁ。 こういう、初い子を染めていくのは楽しそうや。 ……あぁ、だから郁斗は優衣がお気に入りなんか。 自分の為の自分好みの反応。
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