sideに優衣

3/13
前へ
/96ページ
次へ
「わかるよ。優衣は郁斗が好き。んで、郁斗を愛してたから、安心しとった。これが郁斗の言う、俺しか感じないや」 避けていた解答。 「優衣は郁斗が初恋の相手やろ?そら優衣が郁斗だけいうのはわかる」 そうだ、あたしは郁斗しかしらない。 「郁斗に……愛なんて……」 声が自然と小さくなる、あたしは、認めたくなかった。あんな酷い事をする男を。 「なら、もう一つ確かめてみよか?」 玲士が、そういうとあたしの耳元に唇を寄せてきた。 「っ……」
/96ページ

最初のコメントを投稿しよう!

595人が本棚に入れています
本棚に追加