595人が本棚に入れています
本棚に追加
面倒だが、ディスプレイをみる。
高井戸。
なんだ、野郎かよ。
だがここまで見て、でないのもなんだから、俺 は、通話のボタンを押した。
「もしもし」
『あっ、出た』
「なんだ……。電話してきておいて、その口は」
『まあまあ、気にすんな』
気にすんな……ならもっとまともに返事しやが れ!
内心イラつき、電話を切ろうとした。
『あのさー……お前、もう優衣と別れたのか?』
なのに、聞き捨てならねー言葉を吐きやがっ た。
最初のコメントを投稿しよう!