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気が付くとそこは雲の平原
あたりを見渡してもなにもなく
そこには晴天たる青空が広がっていた
そして目の前には白い衣を纏った老人が1人
「…えっと?もしかして転生物の夢なのか?」
「半分正解、夢じゃなくて現実じゃよ」
「え?すると俺って…死んだ?」
「うむ、わしの屁のせいでガス爆発
たまたま残留した屁が地球の、それも君の部屋に流れ込んだのじゃ
まぁ、災難だったのぅ、ホッホッホ」
ひげを撫でながら、さも愉快そうに笑う自分を殺した老人
「ほぅ…あんた、神様?」
「よくわかったのぅ、わしはゼウスといっての
君のいた日本ではゲームなどでも浸透しておるじゃろ?」
「ってぇと…不老不死って本当?」
「本当じゃとも、風格があるから老人の格好をしておるがの」
そういうとゼウスはクルリと1回転し、次の瞬間には白髪のイケメンへと姿を変えた
「こういった風に姿を変えるのも自由自在じゃて」
「うん、ならその格好のままでいろ…」
「ん?」
そこで彼は己の拳を硬く握り締め
「てめぇが原因かぁぁああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
「ぎゃぁぁぁあああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
このとき、天国の広範囲に渡ってゼウス神の絶叫が響き渡った
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