【02】転生

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気が付くとそこは雲の平原 あたりを見渡してもなにもなく そこには晴天たる青空が広がっていた そして目の前には白い衣を纏った老人が1人 「…えっと?もしかして転生物の夢なのか?」 「半分正解、夢じゃなくて現実じゃよ」 「え?すると俺って…死んだ?」 「うむ、わしの屁のせいでガス爆発 たまたま残留した屁が地球の、それも君の部屋に流れ込んだのじゃ まぁ、災難だったのぅ、ホッホッホ」 ひげを撫でながら、さも愉快そうに笑う自分を殺した老人 「ほぅ…あんた、神様?」 「よくわかったのぅ、わしはゼウスといっての 君のいた日本ではゲームなどでも浸透しておるじゃろ?」 「ってぇと…不老不死って本当?」 「本当じゃとも、風格があるから老人の格好をしておるがの」 そういうとゼウスはクルリと1回転し、次の瞬間には白髪のイケメンへと姿を変えた 「こういった風に姿を変えるのも自由自在じゃて」 「うん、ならその格好のままでいろ…」 「ん?」 そこで彼は己の拳を硬く握り締め 「てめぇが原因かぁぁああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」 「ぎゃぁぁぁあああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!」 このとき、天国の広範囲に渡ってゼウス神の絶叫が響き渡った
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