【02】転生

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「あれぇ?どんな世界にでも転生してくれるんじゃなかったのかなぁ?」 「そうはいっても…出来ることと出来ないことがあってじゃのぅ…」 ゼウスは大量の冷や汗を浮かべながら目を泳がせている それに対して英鉄は怒気を含んだ声で追い討ちをかける 「へぇ、全知全能の神ってのは肩書きだけなのかそーなのかー なら気のすむまで髪の腕やら足やら髪の毛やらを引きちぎらせてもらうか…」 ニヤリと悪人面を浮かべ、手の骨を鳴らしながらゼウスに近付く 「ひぃぃぃぃぃぃい!!!わ…分かった!! 創造神様に頼んでお主の好きな世界を創ってもらうから!! 髪の毛だけは堪忍してください!!」 「嫌なら最初からそう言えばいいんだよ」 「うぅ…仕方がない… では創造神様に新たな世界の提案書を出すから 先程渡した資料のように書いてくれぬか? 星の寿命から生命体までなんとでもなるから 好きなように書いてくれ」 指を立てて虚空をかき混ぜると英鉄の前に紙とペンが現れた 英鉄は自分が思うがままに世界を作り上げていく
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