君と見た空

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カーテンから漏れる 朝の陽射しの中 僕の腕の中では 白い肩を覗かせた 翠ちゃんが 気持ち良さそうに寝息を立てていて 前髪を撫でると 擽ったそうに胸に擦り寄ってきたりするから …抱きたくなってしまう 昨夜はかなり無理させちゃったから ゆっくり寝かせてあげたいんだけど 君が可愛いのがいけないんだよ? 僕の身体は 君を求めてる 理性なんて 朝から抑えられないし 眠る君の唇に キスを落として 華奢な身体を引き寄せた そっと指を滑らせて このまま… そう思った所で 『…ん…っ……!! 霧生…さん…っ!! ちょっ…まっ…!!』 パッチリ目を覚ました君が腕の中で暴れる 『…んー…待てない ごめんね、一回だけ』 『ええ…っ…!! 一回…って!! ん…っ…んんーっ …ぁ…ん…っ!!』 昨日抱いてわかった 翠ちゃんのいいところ 的確に攻めてあげれば 君は一気に大人しくなった 色っぽく身体を捩らせて 甘い吐息を吐きながら しっかり僕を受け入れてくれる …今日が休みでよかったね 君の温もりが 今は… 何よりも…愛おしいよ
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