君と見た空

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━27━ 定時で切り上げた仕事を終えて帰宅すると 家のカギは開いていて …あ… もう…お父さん達…来てる 『…ただいま…』 家に入ると 夕食の準備が整っているのか 部屋の中には いい香りが漂っていた 『おかえり もう夕食できてるわよ』 『ただいま こっちに着いたの 早かったんだね?』 『昼過ぎには着いちゃったのよ』 『そっか…』 久しぶりに会う両親は いつもと変わらない 『冷めちゃう前に 早く食べちゃいましょ ほら…お父さんも 新聞止めて こっちに座って』 『はいはい』 なんだか…実家にいるみたいで可笑しくて 久々の団欒が …嬉しかった
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