君と見た空

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トントン… 『翠ちゃん? 準備できた?』 ドアの向こうで ノックの音と霧生さんの声 『はいっ…できました 今、行きますっ…』 ガチャ… 『お待たせしてすみま…』 …………… ……………… 『…何?』 う…わぁ… 『霧生さん…かっこいい…』 霧生さんの道着姿を見るのは久しぶりで いつもの白衣とはまた違う雰囲気に 思わず口から 思った事が そのまま出てしまった 『何言ってるのさ 今更…でしょ?』 『そりゃそうなんですけど…っ!! やっぱり霧生さんの道着姿好きですー!!』 『あはは…っ… ありがと 翠ちゃんも似合うよね、その姿』 『…そう…ですか?』 『うん 頭良さそうに見える』 ………? それは… 『…誉め言葉じゃあ… …ないですよね?』 『…いや…誉め言葉のつもりだけど?』 口に三日月 『…ぶぅ…… ありがとう…ございます?』 …この人の誉め言葉は 分かりづらい …昔から
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