君と見た空

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『…っ…もう…っ 恋愛対象…じゃ…ないですよ? 何言ってるんですかっ… 今更…』 私の言葉に 周りから聞こえた 『なぁーんだ… 一瞬期待しちゃったじゃない』 『俺も~』 そんな声 なんとか 誤魔化せた…? ホッとしたのも束の間 耳元で 周りに聞こえない程の声に 凍りつく 『…顔に出てるぜ』 …鮎川さん…っ!? 『俺を騙せると思うなよ』 ……う…っ… 頭の上で ポンポン…と手を弾ませながら 『…俺はいいと思うぜ? そろそろ恋愛対象に発展しても…』 意味ありそうに笑った そんなの …無理…だよ
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