☆出会いは雨の日☆

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「お前は自由でいいよな…」 風呂上がり、ベッドの上で丸まったままの猫にそう呟いてみる 目を開けようともしない 思わず心配になって顔を近付けると、体が上下に動きちゃんと呼吸をしていることに安堵した ノミ退治の薬の説明書を読み、首筋に液体を滴下する これで何とかなるか… 今日はまだ水曜日だ あと二日、仕事がある 「土曜日まで待ってろよ。病院連れていってやるから」 頭を撫でてやると、薄目を開けてチラッとだけ見、フイと顔を反対側に向けまた眠りについたようだ 結局、その日の夜は俺が起きている間、一度も起きてこなかった
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