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両手には血が
まとわりつくよう絡む
拭いきれない‥‥思いが会いたいと願った人が
私の前で死んだ‥‥‥微笑んでいる私が、生み出される。
魂が燃え盛る炎のように
私を蝕んでいく‥‥‥
漆黒の瞳が紅色に染まり
魂の叫びに共鳴し合う時
『愛しさの刃』に変えて
死曲をアナタへ送ろか‥‥
お母さん、お父さん
私はあなたの娘です、変わり果てた私はあなたの娘である事に変わりはない。
そう、信じてます
諸刃の剣は不死の私を強くしてくれる
お前の首にはカリがある
同じように、同じ思いをさせてやる。
狩りの時間だ
紅色の瞳が輝きをますように光る
『さぁ、オマエの喉を切り裂いてやろうか‥‥‥。私を覚醒させてくれたお礼に魂を喰ってやろうか?』
赤黒く光る剣は、相手の魂そのモノをえぐるように刺す
鈍い雑音
失笑した笑み
狂気に満ちた言葉
力なき腕に込めた
怒りの思いを
その魂ごと破壊する
返り血を浴びる‥‥‥
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