第1章

5/7
前へ
/7ページ
次へ
この学園の創設者は言った。 「学校の規模を大きくしたら雇用も促進されるし、より良い濃厚な授業環境になるじゃん」 そうして作られたのは華仙学園(カセン ガクエン)だ。学園を一都市化させてしまおうというとんでもない試みだった。 創立当初は金銭面的にも規模にしても苦心していた様だったが、それを変えたのは牧之原家による融資であった。 現在でもそうだが。牧之原家は牧之原家の行動で今後の日本の将来が変化するとささかれる大財閥だ。 学園長はその基金を元に世界各地から高名な先生を次々と手中に入れて世間からの関心を集めた。 そして、現在では教育現場、施設の豊富さ、どれをとっても日本トップクラスの学校までのしあがっている。 華仙学園のモットーは「次世代の経営者を作り出す」というみたいで、一般の授業以外にも経営学、論理学、帝王学、心理学、経済学と大学並に豊富な授業を受講することが可能となっている。 ただし、どんな学校でも弱点は存在している。
/7ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加